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タクシー転職で失敗するのが不安な方へ

最終更新日 2021年3月8日

監修・著者 株式会社しごとウェブ 佐藤 哲津斗

タクシードライバーは魅力的な仕事です。運転や接客が好きな方にとってはその両方を同時に行える素晴らしい職業ということになりますが、もちろんタクシードライバーは良いことばかりの職業という訳ではありません。

特にこれからなろうと思っている方は、不安に思い失敗したくないことでしょう。極論になりますがタクシードライバーにしても転職などにしても、自身の成長やスキルという面で考えれば何度でも繰り返すことが出来ます。

問題は成功するかどうかではなく、その失敗から自分にとって有益な一面を学ぶかどうかでしょう。タクシードライバーを始めるにしても、もう若くないから無理だと考える必要はありません。

不安な思いが強く、間違いたくないという思いが強すぎると、それはかえって成功から遠ざかる道を歩んでいることになります。成功とは常にリスクをある程度背負っているからこそ手に出来るものだからです。

例えば、50代でタクシードライバーへの転職を考えていらっしゃる方でも、転職や二種免許を持った人員運送の仕事に就くという点で何の不利もありません。むしろタクシーに乗ってみたいという思いに幾らか左右されることでしょう。

タクシーの仕事を長く続ける

タクシードライバーになるには、その他の物事と同じくメリットとデメリットを伴います。それらを比較考量したうえで、ぜひこの新しい世界に挑戦してみましょう。50歳から働き始めたとしても、タクシードライバーはまだまだ続けていける職業です。70過ぎて現役というドライバーもいるほどです。年齢についてはほとんど不安になる必要がありません。

運転や地理の感覚は、長く続ければ続けるほど鋭くなり、車は自分の体の一部のようになります。地元であれば既に地理の面でも有利で、見慣れた街で働くことができます。タクシードライバーであればお客さんとのコミュニケーションを通して自分を広げることができます。

仕事においての良い点と悪い点

タクシードライバーのメリットは、稼ぎを大きくできるということです。稼げる人はいわば上限なしで稼げますので、ある意味実力主義の社会です。

お客さんをしっかり確保したり、良いスポットを見つけることができれば稼ぎは大きく上昇します。しかし言い換えると、自分次第で収入が上下しやすい職業です。

運転している間に自分の好きなタイミングで休むこともできますが、時間を無駄に過ごしているとそれだけ稼ぎは落ちます。ですので基本的には空車を避けるためにお客さんをのせる必要がありますが、それだけ積極的に自分から探していけるかどうかが問われることになります。

そういった仕事に順応するためには、自分の気後れする気持ちや消極的な態度を克服する必要があるかもしれませんが、それを自分の超えるべき壁とみなし徐々に馴染むよう取り組むならば、この仕事は自分を成長させるきっかけともなります。

そういった努力が実るためには、失敗を恐れずにしばらく努力を続けることが必須ですが、それに収入が伴ってくれば自信がつく良い仕事でもあります。自分から積極的に出ることはある人にとってはデメリットかもしれませんが、ある程度の自由が仕事中にもあって、かつ稼ぎ時には自分次第で収入が伸びることをメリットと感じる方もいらっしゃるはずです。

そういった良い面と悪い面を比較して、自分にとってどちらが大きいかを考えましょう。お客さんを沢山乗せますので、良い人ばかりではなく色んな人と接することになりますが、基本的には一人で行動し休むも働くも自由が効きやすいので、その面に魅力を感じる方もいます。

業務を通して、観察力や運転技術が向上することにもつながるでしょう。やたらむやみにお客さんに話しかけたり近道をしたりする必要はありませんが、基本的に接客技術を磨く必要があります

人と話す機会は当然毎日見つけることができますので、それを逆に利用することで自分のコミュニケーションの技術を向上させることができるでしょう。会話を上手にするのは会話です。

話さなければ話せるようにはなりません。タクシードライバーにとって簡単でメリットでもあるのは、同じ話題をしてもお客さんにとってはそれが最初の話題であるということです。

違う人を乗せるのでとにかく話題豊富という状態を作らなくても、多少少ないレパートリーでも上手に使いこなす訓練となり、それこそが会話の技術を向上させる特訓でもあります。

会話が苦手な方には、取り組み方次第で自分を磨く素晴らしい職業となります。そして何より運転技術が大切です。安全運転できないドライバーのタクシーに乗ろうと思う人はいません。

お客さんを安心させるのは運転技術の一つです。車間距離やブレーキのタイミング、強さに関して、お客さんが安心して乗れる加減を見つける必要があるでしょう。

タクシーに乗ったことのある方ならお分かりかもしれませんが、単にゆっくりと優しい運転が安心感を生む訳ではありません。危ないと思った瞬間にしっかりブレーキをかけてくれるという信頼を置ける運転のできる人が「上手い」人です。

そういうドライバーを目指して長く続ける職業でもあります。

まとめ

長く続けることで、タクシードライバーでしか得られないスキルを培いましょう。不安にならず失敗を恐れずにチャレンジすることが大事です。それは自分の成長につながります。


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